3.182024
コンビニにおける万引き犯罪の傾向
いつもお世話になっております。
防犯・監視カメラは「疲れない」「眠らない」「見逃さない」「忘れない」
Security Fortです。
本日は、警視庁生活安全総務課が令和元年に発表しました「万引きに関する調査研究報告書」から、
コンビニに関する万引きについての箇所を抜粋・要約してお話し致します。
万引き犯行店舗の業種は、スーパーマーケットが一番多く全体の約46%、次いでコンビニが約20%で
二番目に犯行が多い店舗となっております。
また、コンビニで犯行を行う年齢層は、小学生をはじめ、被疑者等に若年層が圧倒的に多いのが
特徴です。
主な犯行時刻は、全体として11時~12時と15時~16時にピークがあり、深夜早朝は少ない
傾向となります。
年代ごとに差があり、高齢者は11時をピークに午前中が多く、少年は15時~16時に
多い傾向があります。
コンビニの場合、未成年による犯行が突出して多いので、学校帰り、若しくは学校から自宅へ戻り、
遊びに出るであろう15時~16時の時間帯は警戒が必要です。
主な被害品は「食料品」がどの年代層も多いですが、この割合が低いのが少年で、12歳以上では
「玩具類」が多いくなり、13~19歳では「文具類・雑貨類」の割合が相対的に多い傾向にあります。
コンビニの場合、被害品は比較的少額な商品が多く、被害品の隠匿場所は①「かばんの中」
②「着衣のポケット」③「手の中」の順で多くなっております。
大きな特徴としまして、他業種より「手の中」の割合が多くなっております。
~ まとめ ~
コンビニにおける、万引きの特徴と傾向をデータを基に記載してまいりました。
もう一度、以上のおさらいを致します。
●コンビニにおける、万引き被害はスーパーマーケットに次いで高い。
●小学生をはじめ若年層が非常に多く、近隣居住者の犯行が多い。
●若年層の犯行時刻は15時~16時が最も多い。
●被害品は少額商品が多く、食品や玩具類を万引きする傾向にある。
●被害品の隠匿場所は、①かばんの中②着衣ポケットの中③手の中の順で多く、
手の中の割合が他業種より多い。
以上、内容のおさらいになります。
万引き犯罪を減らすためには総合的な防犯対策が必要となります。
防犯カメラの位置や画角、録画性能を見直す事。また、防犯カメラの存在を認知させるによって、
万引き抑止する事も重要ですし、スタッフの皆様の挨拶やお声がけ効果が非常に高いと考えます。
今回は長くなりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。