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コンビニにおける万引き犯罪の傾向

いつもお世話になっております。

防犯・監視カメラは「疲れない」「眠らない」「見逃さない」「忘れない」

Security Fortです。

本日は、警視庁生活安全総務課が令和元年に発表しました「万引きに関する調査研究報告書」から、

コンビニに関する万引きについての箇所を抜粋・要約してお話し致します。

警視庁生活安全総務課「万引きに関する調査研究報告書」より引用

万引き犯行店舗の業種は、スーパーマーケットが一番多く全体の約46%、次いでコンビニが約20%で

二番目に犯行が多い店舗となっております。

 

警視庁生活安全総務課「万引きに関する調査研究報告書」より引用

警視庁生活安全総務課「万引きに関する調査研究報告書」より引用

また、コンビニで犯行を行う年齢層は、小学生をはじめ、被疑者等に若年層が圧倒的に多いのが

特徴です。

 

警視庁生活安全総務課「万引きに関する調査研究報告書」より引用

主な犯行時刻は、全体として11時~12時15時~16時にピークがあり、深夜早朝は少ない

傾向となります。

年代ごとに差があり、高齢者は11時をピークに午前中が多く、少年は15時~16時に

多い傾向があります。

コンビニの場合、未成年による犯行が突出して多いので、学校帰り、若しくは学校から自宅へ戻り、

遊びに出るであろう15時~16時の時間帯は警戒が必要です。

 

警視庁生活安全総務課「万引きに関する調査研究報告書」より引用

主な被害品は「食料品」がどの年代層も多いですが、この割合が低いのが少年で、12歳以上では

「玩具類」が多いくなり、13~19歳では「文具類・雑貨類」の割合が相対的に多い傾向にあります。

 

警視庁生活安全総務課「万引きに関する調査研究報告書」より引用

コンビニの場合、被害品は比較的少額な商品が多く、被害品の隠匿場所は①「かばんの中」

②「着衣のポケット」③「手の中」の順で多くなっております。

大きな特徴としまして、他業種より「手の中」の割合が多くなっております。

~ まとめ ~

コンビニにおける、万引きの特徴と傾向をデータを基に記載してまいりました。

もう一度、以上のおさらいを致します。

●コンビニにおける、万引き被害はスーパーマーケットに次いで高い。

●小学生をはじめ若年層が非常に多く、近隣居住者の犯行が多い。

●若年層の犯行時刻は15時~16時が最も多い。

●被害品は少額商品が多く、食品や玩具類を万引きする傾向にある。

●被害品の隠匿場所は、①かばんの中②着衣ポケットの中③手の中の順で多く、

手の中の割合が他業種より多い。

以上、内容のおさらいになります。

万引き犯罪を減らすためには総合的な防犯対策が必要となります。

防犯カメラの位置や画角、録画性能を見直す事。また、防犯カメラの存在を認知させるによって、

万引き抑止する事も重要ですし、スタッフの皆様の挨拶やお声がけ効果が非常に高いと考えます。

 

今回は長くなりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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